老人性難聴
一般に老人性難聴と呼ばれる感音性難聴は、加齢による難聴のことです。年齢を重ねるにつれて体力が低下してくるのと同じように、加齢によって生じる聴力低下は、誰にでも起こりえる現象です。
老人性難聴によって聴力が低下しはじめる時期やその程度には、個人差があります。
原因
私たちの耳の中の蝸牛という場所に有毛細胞という細胞があります。有毛細胞は音を神経に伝える重要な役割を担っています。加齢とともに、この有毛細胞が劣化したり、減少したりするようになります。この有毛細胞の劣化や減少が老人性難聴の原因だといわれています。
一度劣化したり減少したりしてしまった有毛細胞は元に戻ることはありません。老人性難聴は医学的な治療が困難だといわれるのはこのためです。
老人性難聴の症状
加齢による聴力低下の場合、一般的にはまず高音域から聞こえにくくなり、左右の聴力は同じレベルで低下していきます。しかし、比較的周波数の低い「あ、い、う、え、お」といった母音については、それほど聞き取る力が低下しないので、ご自身ではあまり聞こえにくいと感じないようです。このため、本人よりも周りの方が先に気づくことが多いといわれています。聴力が低下しはじめる時期には個人差がありますが、一般的には40歳位から徐々に低下しはじめるといわれています。
治療方法
一般的に、老人性難聴は、医学的な治療は困難だといわれています。しかし、補聴器を使用することで、日常生活や会話を改善することが可能です。









