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耳のしくみと難聴の種類

「難聴」とは聴力が低下している状態のことを指すのですが、ひとことで難聴といってもさまざまな種類があります。難聴の原因となる部位によって大別され、さらに細かく分けることができます。

伝音性難聴

外耳から中耳にかけての伝音器の障害が原因でおこる難聴です。中耳炎や鼓膜の損傷などから起こる難聴が伝音性難聴です。医学的な治療が可能とされています。

  • 先天性奇形

    生まれつきの奇形(耳介奇形、外耳道閉鎖症、中耳奇形等)が原因で、奇形の状態により聴力低下の程度は異なります。

  • 耳垢栓塞

    外耳道に耳垢がたまってふさいでいる状態から起こり、耳閉塞感や耳鳴りを感じることがあります。

  • 鼓膜穿孔

    中耳炎や頭部等への衝撃により鼓膜により鼓膜に孔が空いた状態のことです。鼓膜が振動しにくくなるために、聞こえが悪くなります。

  • 急性中耳炎

    風邪等による炎症が中耳に広がって起こります。発熱・耳痛・耳垂れを伴うこともあり、難聴の程度もさまざまです。小児と高齢者に多くみられます。

  • 滲出性中耳炎

    急性中耳炎が悪化した場合に起こります。小児と高齢者に多く、耳閉塞感・自声強調・耳鳴りの症状もみられます。

  • 慢性中耳炎

    急性中耳炎が悪化した場合に起こり、耳痛・耳鳴り・耳垂れがみられます。

  • 真珠腫性中耳炎

    外耳道の壁や鼓膜に真珠のような白い塊ができる中耳炎で、臭いを伴う耳垂れを伴い、中耳等を破壊しながら進行します。

  • 耳小骨離断

    中耳炎や頭部等への衝撃により、耳小骨連鎖が途切れて起こります。伝音性難聴の中では最も高度な聴力低下を引き起こします。

  • 耳硬化症

    アブミ骨底が固定され、動きが制限されることで起こります。両側性が多く、難聴は徐々に進行します。耳鳴りを伴い、30~40歳代の女性に多く発症します。

感音性難聴

内耳や聴神経といった感音器の障害が原因の難聴です。加齢による聴力の低下や、長時間騒音にさらされていたことで起こる難聴などがこれにあたります。一般的に医学的な治療による聴力の改善は困難だとされています。しかし、程度に個人差はありますが、補聴器を装用することで聞こえを改善することが可能です。

  • 先天性感音性難聴

    遺伝や妊娠時の母胎のウィルス感染等で起こります。高度~重度難聴が多く、両側性が多いのも特徴です。

  • 老人性難聴

    加齢に伴う聴力低下のこと。両側性で、最初に高音域が低下し、次第に低音域も低下していきます。

  • メニエール病

    内耳の内リンパ液の異常増加により起こります。一側性が多く、耳閉塞感・耳鳴り・発作性のめまい・吐き気・中~低音域の聴力低下が多いという特徴があります。

  • 突発性難聴

    ウィルス感染や内耳の血行障害、内リンパ液異常によって起こります。一側性が多く、突然聞こえが低下します。

  • 薬物による難聴

    ストレプトマイシン、カナマイシン、抗生物質等の投与により有毛細胞が障害されて起こります。両側性で、高音域から始まり低音域にまで及びます。めまいや耳鳴りを伴うこともあります。

  • 騒音性難聴

    騒音の多い環境(工場など)に長時間さらされることにより有毛細胞が障害されて起こります。中~高音域が悪化します。

  • 聴神経腫瘍

    聴神経に腫瘍ができて起こります。言葉の聴き取りが著しく低下します。

神経性難聴

感音性難聴の一部ということもできますが、特に内耳から脳へ音の信号を送る聴神経の経路の途中に欠損や損傷や障害があることが原因で起こる難聴です。神経が音の情報を脳に伝えることができない状態なため、補聴器や人工内耳は効果がありません。

混合性難聴

伝音性と感音性の両方の症状がみられる難聴です。

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