難聴をサポートする人たち
聴力の低下は、誰にでも起こる可能性がある問題です。そして、聴力の低下や難聴は、本人だけではなく、家族や職場など周囲の人たちにとっても大いに関係のある問題なのです。聴力の低下や難聴は人と人のコミュニケーションに影響する重要な問題なのです。そのため、難聴という問題にはさまざまな人たちがかかわっているのです。そして、難聴になった人たちが孤立することなく社会生活に積極的に参加できるようにサポートしているのです。
このページでは、難聴という問題にかかわるさまざまな人たちを紹介します。
耳鼻科医
耳鼻咽喉科専門医のことです。2年間の初期臨床研修修了後、耳鼻咽喉・頭頸部領域全般について、定められた専門研修カリキュラムに沿って4年以上の研修を行い資格試験に合格し、(社)日本耳鼻咽喉科学会から専門医として認定された医師です。耳、鼻・副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道、唾液腺・甲状腺など頭頸部領域の病気をはじめとしてアレルギー、めまい、顔面麻痺、いびき、声とことばや飲み込みの異常などについて、専門的な知識と技術を持って適切な診療を行い、必要に応じて他の診療科との連携や紹介が的確に行える医師です。
(社団法人 日本耳鼻咽喉科学会ホームページより)
聴力の低下を感じたり、気になることがある場合は、まず、耳鼻科の専門医に相談することをおすすめします。また、補聴器相談医制度は、難聴者がそのコミュニケーション障害に有効な補聴器を適正に選択して使用できるように対応することを目的とし、現在4,000名以上の耳鼻咽喉科専門医が認定されています。
言語聴覚士
聴覚障害や言葉の発達の遅れ、声や発音の障害など、言葉によるコミュニケーションに問題がある人たちを支援し、必要に応じて指導、訓練などを行っています。言語聴覚士国家試験に合格した言語聴覚士は、医療機関だけでなく、保健・福祉機関、教育機関など幅広い領域で活躍しています。
福祉課窓口(市区町村の役所内)
障害者自立支援法には、身体障害者障害程度等級(聴覚障害)のいずれかに該当した場合、お住まいの市区町村の福祉課へ申請手続きをすることで、補聴器など補装具の費用が支給される制度があります。詳しいお問い合わせなどは、お住まいの市区町村の福祉課の窓口にお問い合わせされることをおすすめします。
補聴器メーカー
補聴器は聴力の低下や難聴をサポートする上で有効なツールです。老人性難聴などのように一度落ちてしまった聴力を完全に元のレベルに戻すことはできませんが、補聴器を使うことで聞こえの状態を改善することは可能です。
最新の補聴器は周囲の雑音を抑えて言葉をより聞き取りやすくするという性能面での進化はもちろんのこと、製品の大きさやデザイン、カラーなどの面でもここ数年で飛躍的な進歩、変化を遂げています。日本国内で入手することのできる補聴器メーカーは国内メーカー、海外メーカー合わせて10社程度です。世界では6大メーカーと呼ばれる大手メーカーが世界の台数シェアの90%以上を占めています。中でもデンマークには、世界的な補聴器メーカー3社が集まっており、世界の補聴器の約50%以上、ほぼ2台に1台はデンマークメーカーの製品とも言われています。
補聴器メーカーは、より良い製品をユーザーに届けるために、製品の開発や製造に日夜取り組んでいます。
補聴器販売店
補聴器は、「買ったら終わり」という製品ではありません。購入する際に、使用する人の聴力や聞こえの状態に合わせる必要があるのはもちろんですが、購入した後も、細かな調整を続けることで自分にぴったり合ったものにしていく必要があります。そうした意味でも補聴器販売店の役割は非常に大切です。
補聴器を使用する人の聴力や聞こえをしっかり把握する能力はもちろん、日常生活でどんな点に不便を感じているのか、補聴器をつけることでどうなりたいかといったカウンセリングの能力も大切な要素です。補聴器ユーザーにとって、補聴器販売店は長くお付き合いをすることになる重要なパートナーです。補聴器を使用していく上で、安心、信頼して相談できる販売店を見つけることはとても大切なことです。
補聴器は現在、主に補聴器専門店と眼鏡店で相談、購入することができますので、補聴器を見てみたい、試してみたいという方は、まずは気軽にお店をのぞいてみることをおすすめします。










