有毛細胞の働き
内耳の中に蝸牛という部分がありますが、その中に有毛細胞という音を感じ取る細胞があります。有毛細胞には2つの種類があり、外有毛細胞(約12,000個)、内有毛細胞(約3,500個)と呼ばれています。蝸牛の入口から奥まで、外有毛細胞は3列、内有毛細胞は1列に並んでいます。有毛細胞はその位置する場所によって、分析する音の周波数が違います。蝸牛の入口周辺の有毛細胞が一番高い周波数の20,000Hz位の分析を担当し、奥に向かうに連れて低い周波数の分析を担 当しており、一番奥の渦巻きの中心部分近くの有毛細胞は50Hz位の低い周波数の音の分析を担当しています。