Q:聴力が低下してきた父親に補聴器をすすめたいのだけど、どうやってすすめればいいでしょうか?

A:聴力の低下は本人には自覚しにくいので、家族が先に気付くというケースは多いといえます。家族としては、お父さんの聴力低下によって滞りがちだったコミュニケーションをスムーズにするためにも、補聴器をつけて欲しいというのが正直な気持ちだと思います。
ただし、聴力の低下を自覚していない人は、補聴器は自分とは関係のないものだと思いがちですし、どうしても補聴器というと「お年寄りのもの」というイメージを持っているので、いきなり補聴器と言われても拒絶されてしまうかも知れません。まずは、聴力の低下は加齢によって誰にでも起こる現象であることや、本人だけの問題ではなく、家族みんなの問題であることを理解してもらうことが先かもしれません。聴力低下の問題を本人が自覚し、納得することがスタートです。やはり、一番影響力があるのは、心配してくれる家族の言葉なので、お父さんを交えて、家族みんなで話し合う機会をつくるのもいいかもしれません。
トップへ