補聴器購入のきっかけ

補聴器を快適に使いこなして毎日を楽しんでいる人たちがたくさんいます。補聴器を使うようになったきっかけは何だったのでしょうか。

なかなか購入に踏み切れない

聴力の低下に気付いて、自分が難聴であると自覚しても、いざ補聴器となるとどうしても尻込みをしてしまう人が多いようです。JapanTrak 2018によると、難聴であることを自覚してから、補聴器をつけるようになるまでに要した期間で一番多いのは、4~6年の29%、6年以上と回答した人も12%います。
つまり、自分の聴力が低下していることは気づいているのに、大した問題ではないと軽視していたり、解決策を検討しないでいたり、補聴器に関心をもっていても試すことを先送りしたりなど、「まだまだ大丈夫」「いつかそのうちに」と考え、逡巡しているうちに時間が経過していくという実情が想像されます。
欧米に比べて日本の補聴器普及率はかなり低く、特に日本においては「聴力が低下したり、難聴になったりしたら補聴器をつけるのは当たり前」という考え方は、まだまだ一般的になっていないようです。しかし、実際に補聴器をつけて、日常生活を充実したものにしている人もたくさんいます。
補聴器と聞いて身構えるのではなく、毎日のくらしを豊かにしてくれる最新の便利なツールの一つとして、まず試してみることから初めてはいかがでしょう。

検討するきっかけ

毎日の生活で実際に補聴器を使用し、その効果を実感している人たちはたくさんいます。それでは、実際に補聴器を使っている人たちは、どのようなきっかけで補聴器を試し、購入し、使用するに至ったのでしょうか。ここでは「みみから。」に寄せられたご意見から代表的なものを紹介します。

聴力検査を受けて

年に一度の健康診断や耳鳴りなどの相談で耳鼻科に行った際に、聴力検査を受けて聴力の低下が判明するというケースです。普段の生活ではなかなか聴力の低下を知る機会はないのですが、耳鼻科などで聴力を測った結果、聴力が低下していることがわかり、専門医のアドバイスで補聴器をつけるようになったという例です。自分の聞こえについて少しでも気になることがあれば、専門医に相談することをおすすめします。補聴器も、難聴の度合があまり進行しないうちから装用した方が、効果がわかりやすいといわれています。難聴が進行して、言葉を聴き取る能力が低下してしまっていると、補聴器をつけても、あまり効果を感じられない場合もあるので、補聴器の装用はできるだけ早いタイミングが望ましいと言われています。

家族にすすめられて

[これは、補聴器をつけるようになるきっかけとしては一番多いケースかもしれません。聴力の衰えは自分ではなかなか気付きにくく、周囲の人が先に気付く場合も少なくありません。

一緒に自宅でお仕事をされている息子さんから、お客様と対応している際の聞き間違いを指摘されてはじめて聴力の低下に気付かれたというケースでは、仕事上のコミュニケーションを円滑にすすめるために補聴器を使うことにされたようです。
こうした事例以外にも、テレビのボリュームの大きさを家族から注意されたり、会話での聞き返しや聞き逃しが目立ってきたという指摘をうけたりしたことが、補聴器を試すきっかけになっているようです。難聴は本人だけの問題ではなく、家族や職場などの周りの人たちにも関係する問題です。家族みんなで難聴のことや補聴器のことを話してみるのもいいかも知れません。
家族からすすめられる例のひとつですが、娘さんや息子さんからプレゼントされたことがきっかけになるケースです。聞こえにくさで悩んでいることを知った家族がプレゼントをしてくれたので補聴器を使うようになったというお話はよくうかがいます。家族と楽しく会話はできないのは寂しいことです。補聴器が家族団欒のきっかけになるといいですね。

友人や知人にすすめられて

これは、実際に補聴器を使っている人から薦められたことがきっかけになるケースです。自分のよく知っている人や仲のいい友人から教えられる話は、広告や宣伝ではないので信頼ができますし、実際に補聴器を使っている人の体験談というのは非常に参考になるものです。もし、周囲に補聴器を使っている人がいる場合は、いろいろと相談してみるのがいいでしょう。

補聴器を初めて入手したときのことを思い出してください。
補聴器をもっと早く使用すべきだったと思いますか?

 

出典:JapanTrak2018

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補聴器をもっと早く使用していたら得られたと思うことは以下のどれですか?
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補聴器をつけることのメリット

聴力が低下してきたら、補聴器をつけた方がいい。理屈ではわかっていても、なかなか行動には踏み切れないものです。「実際に自分の生活にどう役立つのだろうか?」という疑問を抱いている人もいるでしょう。
それでは、補聴器をつけるということは、毎日の生活にどんなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。

家の中での生活が快適になります

毎日顔を合わせる家族との関係はとても大切です。家族の人が本人よりも先に聴力の低下に気付くことも多く、難聴による意思疎通がうまくいかないことによる影響を一番受けるのも家族です。その大切な家族とのコミュニケーションが補聴器のサポートで円滑になるのであれば、これほど素晴らしいことはありません。

  •  家族との会話がスムーズになります。
    難聴の人は、会話で相手の言葉が聞き取れなかったり、自分の声が聞き取れなかったりするために、必要以上に大きな声で話してしまったり、何度も聞きかえしをする必要が生じてしまいます。補聴器を使うことで、それらが軽減され、家族との会話もより楽しく円滑になります。

  • 家族と同じ音量でテレビを楽しめます。
    家族と同じ音量でテレビを楽しめます。
    聴力が低下してくると知らず知らずのうちに、テレビの音量を上げてしまいがちです。そのため、テレビの音が大きいと家族から指摘を受けることが多くなるのです。家族の人と同じ音量ではテレビを楽しめないという人には補聴器が役に立ちます。一般の補聴器のほかに、テレビの音声を無線で補聴器に送るアクセサリーや、磁力を使って補聴器の誘導コイルに音声を送るもシステムがあります。最近では、公共施設など磁気ループを設置するなどのサポートを行っている場所も増えているようです。

  • 家事を楽にこなすことができます。
    最近のデジタル補聴器は、騒音や不快な音を抑える機能が発達しています。掃除機や炊事などをしている時でも、耳に不快な音が響かず、会話を楽しめるようになりました。

趣味の世界が広がります

聴力が低下してくると、外出して友人と会う回数が減ってきたり、催しものや集まりに参加することがおっくうになったりするようです。補聴器をつければ、今まであきらめていた趣味の集まりや様々な活動にも参加できるかもしれません。会話が弾めば仲間も増え、充実した毎日を過ごせます。

  • お芝居や講演会でもしっかり聞き取れます。
     お芝居や講演会でもしっかり聞き取れます。
    難聴の人がお芝居や講演会に出かけると、台詞やお話を聞き逃すまいと絶えず緊張しているので、かなり疲れてしまうようです。補聴器をつければ、言葉が聞き取りやすくなるので、台詞や先生の話を聞き逃さないようにと絶えず気を張っている必要はなくなります。教室やホールの後ろの席で、言葉がうまく聞き取れないような場合はFM電波を使った補聴システムがオススメです。補聴器とセットで使う送信機を教卓に設置すると、手元の補聴器にFM電波を通して音声が送られてくるので、広い場所でも先生や講師の声をしっかり聞き取れます。

  • おしゃれをして友人とのお出かけを楽しみましょう。
    おしゃれをして友人とのお出かけを楽しみましょう。
    最近では小型の耳あな形補聴器や、RIC補聴器など、ちょっと見ただけでは補聴器をつけていることがわからないようなタイプの製品が増えてきています。そのため、周囲の目を気にすることなく、友人とのお出かけを楽しむことができます。また、言葉がよく聴きとれるので、会話の中での聞き返しで気まずい思いをすることもなくなります。そうすれば、友人とのお出かけやショッピングもぐんと楽しくなります。一方、おしゃれなデザインやカラフルなカラーの補聴器も増えているので、自分の好みのカラーを選んだり、髪の色や洋服、メガネとのカラーコーディネートを楽しんだりすることができるようになるなど、従来のイメージとは全く異なる補聴器装用のスタイルも登場しています。

  • 汗や水に強い補聴器もあります。
    従来、補聴器に湿気は大敵でしたが、汗に強い補聴器も登場。ゲートボールやゴルフなどのスポーツも、汗を気にせず楽しめるようになりました。

老後を生き生きと過ごしましょう

聴力が低下したり、難聴になったりすると、生活に支障があるだけでなく、心や脳、さらには性格にまで影響が出てしまいます。補聴器を活用して、いつまでも若さや自分らしさを保ちましょう。

  • 自分に自信が持てます。
    補聴器をつければ、銀行や病院で名前を呼ばれたとき、聞き取りやすくなり、街中では、後ろから来る自動車やバイクの音に気づくことができるので、外出がしやすくなります。また、自分のことを自分でできるようになると、自然に自信を取り戻せます。

  • 心の若さを保つことができます。
    心の若さを保つことができます。
    人は毎日、耳から多くの情報を得ています。難聴がすすむと、次第に情報に疎くなり、人と話しづらくなったり、会話に参加しづらくなったりしてしまいます。そして、人に会う機会が減り、家に引きこもりがちになり、うつ状態になってしまう恐れもあります。最近では、難聴と認知症との密接な関連も指摘されるようになってきました。
    補聴器を活用すれば、人と話をすることが苦でなくなるので、会話にも積極的に参加できるようになり、話題も豊富になるため、周囲にも好印象を与えることができます。 また、聴覚の刺激は脳の働きと密接に関係しているので、補聴器は老化防止にも役立つといわれています。

実際に使っている人の感想

JapanTrak 2018のデータによると、現在、補聴器を装用している人のうち、54%がもっと早く補聴器を使用していればよかったと思っているというデータがあります。早く使用していたら得られたと思うもので一番多いのが、より快適な生活の72%、続いてより安定した精神状態の49%です。聴力の低下を自覚してから、実際に補聴器を購入するまでに4~6年という期間がかかっているというデータがありましたが、実際に補聴器を使った人は、その期間がもったいなかったと感じているようです。
実際に補聴器を使っている数多くの人達がそのメリットを感じています。聴力の低下を自覚していながら問題を先送りにしたり、関心を持ちながら補聴器の装用に尻込みしたりして時間を無駄に使うよりも、まずは気軽な気持ちで補聴器を試してみることをおすすめします。

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