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骨伝導補聴器

「骨伝導補聴器」という名前をお聞きになったことがあるでしょうか。骨伝導とは、その名の通り、声帯などの振動が頭蓋骨を伝わり直接聴覚神経に伝わることをいいます。骨伝導補聴器は、その仕組みを活用した補聴器で、一般的な補聴器とは少々異なるものです。

音が聞こえるしくみ

私たちは普段、どのように音を聞いているのでしょうか。ご承知のように、空気の振動である音は、耳介によって集められ、外耳道を通って鼓膜に届きます。音は鼓膜を振動させ、鼓膜の振動は耳小骨によって増幅され、内耳の蝸牛という器官に使わります。蝸牛では音の振動が電気信号へと変換されます。蝸牛によって変換された電気信号が脳に伝達されます。そして脳にある聴覚野という部位で音として認識されます。このように、空気を伝って鼓膜を振動させ聴覚神経に伝わる音を[気導音]といいます。
一般的に私たちは上で述べたような仕組みで音を聞いています。つまり、私たちは周囲の音をほとんど気導で聞いているということになります。

◆耳のしくみと難聴についてみてみましょう。

骨伝導とは

上記で述べた空気の振動である[気導音]の他に[骨導音]というものがあります。[骨導音]とは、文字通り骨の振動によって伝わる音を指します。骨導では頭蓋骨の振動が直接聴覚神経に伝わります。例えば、歯を慣らす音などは骨導で聞いていることになります。自分が聴く自分の声は、自分の耳で聞いている気導音と骨導音が合わさったものです。録音された自分の声を聞くと違和感を覚えるのは、マイクを通して録音されたのは[気導音]だけで[骨導音]は録音されないため、普段聞いている自分の声とは違って聞こえるのです。同様に、耳を塞いだ時の自分の声が変わった感じで聞こえるのは、耳を塞ぐことで[気導音]は聞こえなくなり、[骨導音]だけを聞いているからなのです。
気導と骨導の音の経路を整理すると以下のようになります。
《気導音》
 外耳 ⇒ 中耳 ⇒ 内耳(蝸牛) ⇒ 聴神経 ⇒ 脳(聴覚野)
《骨導音》
 内耳(蝸牛) ⇒ 聴神経 ⇒ 脳(聴覚野)
骨導で音を聞いている代表的な動物はクジラだといわれています。海中で生活しているクジラの耳は、海水や水圧の影響を受けないように体の内部にあり、人間の耳のような耳介もなく塞がった状態になっているそうです。クジラは下あごの骨で水中を伝わる音の振動を捉えて感覚器に伝達しているのです。つまり、クジラは人間とは違い、骨の振動で音を聞いていることになります。
気導と骨導

伝音難聴と感音難聴

鼓膜に穴が開いてしまっているとか中耳炎にかかっているというように外耳や中耳に障害が発生した場合、気導聴力は低下しますが、骨導聴力は低下しません。骨導聴力は外耳や中耳を経由しないため障害の影響を受けないからです。言い方を換えると骨導聴力が正常にもかかわらず気導聴力が低下している場合には、外耳や内耳の障害が原因で聴力の低下が起きているということになります。外耳や中耳といった伝音器の障害が原因で発生する難聴を伝音難聴といいます。
一方で、骨導聴力と気導聴力が同じ程度低下している場合は、内耳より先の障害が聴力低下の原因になっていることが考えられます。内耳以降の感音器の障害が原因となって引き起こされる難聴のことを感音難聴といいます。一般的に感音難聴は医学的な治療による改善は困難だとされています。加齢とともに聴力が低下していくのは、この感音難聴です。
このように、ひとことで難聴といっても、発生している原因や部位によって違いがあります。また、難聴のタイプの違いによって、改善するための方法も違ってきます。

◆難聴の治療方法についてみてみましょう。

骨伝導補聴器

この骨導聴力を活用した技術は、幅広い分野で数多くの製品に使われています。骨伝導では、音が外耳や中耳を介することなく直接内耳に伝わるために、外部の騒音に妨害されずに音を聞くことができたり、耳から入ってくる音を聞きながら骨伝導で音を聞いたりすることもできます。そのため、耳を塞いでしまうと危険な状況下で活動する人たち(消防・軍など)の通信手段として骨伝導は活用されています。また、ジェット機やヘリコプターなど通常の会話が困難なほど大きな騒音下でのコミュニケーションにも使われています。
身近な例を取り上げると、骨伝導の携帯電話や受話器、ヘッドホンなどが製品化されています。骨伝導のヘッドホンを使えば、大音量で長時間音楽を聴くことで鼓膜を痛めてしまったり、ヘッドホンで耳が塞がれてしまい周囲の状況を把握できなかったりといった問題を回避することができます。このように骨伝導の機器には、鼓膜を痛める恐れが少ない上に、耳あなが塞がれないため聞きたい音を聞きながらでも周囲の音が聴き取りやすいという利点があります。
骨導補聴器補聴器の分野でも、骨伝導の技術が活用されています。骨伝導補聴器は、外耳や中耳を経由せずに直接内耳に音を届けることができるため、外耳や中耳の障害が原因となっている伝音性難聴に効果を発揮します。しかし、内耳以降の障害が原因となって発生する感音性難聴の場合には、大きな効果は期待できません。
骨伝導補聴器にも眼鏡型のものや、ヘッドホンやイヤホンタイプのものなどさまざまなタイプがあり、いろいろなメーカーから発売されていますが、補聴器を検討する際には、ご自身の難聴の原因や症状をしっかり把握した上で、補聴器店に相談されることをおすすめします。

きこえーるコラム

●ベートーベンは骨導で音を聞いていた

かの有名な作曲家ベートーベンが難聴を患い、ほとんど何も聞こえない状態で数多くの楽曲を生み出したことは広く知られていますが、ベートーベンは骨導でピアノの音を聞いていたという話があります。ベートーベンはタクトを口にくわえ、その先をピアノに押し付けてその音を聞いていたそうです。ピアノの振動がタクトに伝わり、その振動がタクトをくわえた歯から頭蓋骨、そして蝸牛へと伝達され脳で音として認識されていたのです。

 

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