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通信販売補聴器

最近、インターネットや新聞、雑誌などで、いろいろなタイプの補聴器が販売されているのをみかけます。形状や説明文だけを見ると同じように見えるかもしれませんが、店頭で販売されている補聴器と何か違いがあるのでしょうか。まず、通信販売の補聴器とはどんなものなのかを正しく理解するようにしましょう。

通信販売補聴器の現状

補聴器の購入先

出典:JapanTrak 2012

現在インターネットで「通信販売 補聴器」と検索すると、ネットで購入できるものだけでも5,000件以上の製品が表示されます。価格も1万円台の安価なものから50万円近い高額な製品まで、さまざまな補聴器(集音器・助聴器)がインターネットで販売されています。また、インターネットだけでなく新聞や雑誌などでも、数多くの製品が販売されています。インターネットで販売されている製品では、2万円~3万円程度のものが人気を集めているようです。このように、補聴器においても通信販売という販売方法がかなり一般的になってきているということがいえます。
2012年の補聴器の年間出荷台数は、約52万台(日本補聴器工業会発表)ですが、その数字には通信販売で販売されている補聴器の台数は含まれていません。インターネットを含む通信販売でどの位の数の補聴器(集音器・助聴器)が販売されているのかについては、正確な統計はありません。一説によると年間15~20万台という数字もありますが、この推計は2003年のものなので、インターネットの普及等を考慮すると、通信販売による補聴器の販売台数はもっと多くなっていることが予想されます。

補聴器は管理医療機器

補聴器と集音器の違い

出典:2011年4月 サンケイリビング新聞社と
ワイデックス株式会社による調査

2007年9月に公表された、独立行政法人国民生活センターの『通信販売の補聴器等の安全性や補聴効果-販売サービスに関する調査も含めて-』では、補聴器について次のように記しています。 補聴器は、使用目的、効能又は効果を「身体に装着して、難聴者が音を増幅して聞くことを可能とすること」とされる管理医療機器であり、 ~中略~ 補聴器を装用して十分な効果を得るためには個人の難聴の程度等に合わせた適切なフィッティングが重要とされる。
また、医療機器は、一般医療機器、管理医療機器、高度管理医療機器に分類され、補聴器が属している管理医療機器は副作用や機能障害を生じた場合、人の生命・健康に影響を与えるおそれがある医療機器である。とされています。
上記のように、本来、管理医療機器である補聴器は、使用する人の難聴の程度に合わせて適切にフィッティングすることでその効果が最大限に発揮されます。補聴器は、使う人の聴力や生活環境、音の好みなどに応じてきめ細かい調整を繰り返しながら使い続けていくものです。時間の経過とともに聴力が変化することもありますし、購入当初と補聴器に慣れてきてからでは音の好みなどが違ってくるケースもあります。点検やクリーニングも含めて、補聴器は定期的に調整やメンテナンスをしなければなりません。
一部の通販補聴器では、出張による点検・調整、フィッティングに対応している製品もあるようですが、使う人の都合に合わせて気軽に調整やメンテナンスを繰り返していくことはなかなか簡単ではありません。そういう意味では、通信販売という販売方法で使う人が本当に満足できるアフターケアを行うことは難しいと言わざるをえないでしょう。

また、通信販売で販売されている“補聴器”の中には、集音器や助聴器と呼ばれるものも多く、管理医療機器に属する[補聴器]とは違うカテゴリーの製品です。集音器や助聴器は、医療機器ではないため、使用する人に合わせて適切にフィッティングすることは求められていません。また、きめ細かく調整することができない製品がほとんどです。アンケート調査をみても、補聴器と集音器の違いを知っていると答えた人は2割にも満たないという結果が出ています。そういう意味では、通信販売で補聴器を購入したつもりが、集音器だったというケースも少なくないかも知れません。

通販の補聴器と店頭で販売される補聴器

あなたのお住まいの近くに補聴器販売店はありますか?

補聴器店の所在

出典:JapanTrak 2018

実際の店舗で対面販売されている補聴器と通信販売の“補聴器”には、見た目の違いはほとんどありません。また、広告等の説明についても同じような文言が並んでいるため、一般の人がその違いを見分けることはかなり難しいといえます。そうしたこともあり、通信販売の補聴器と店頭で対面販売される補聴器との違いについては必ずしも正しい理解が進んでいるとはいえません。
通信販売の補聴器が支持される要因としては、さまざまなものが考えられますが、主な要因としては、

  • 低価格の製品が多い
  • お店に行く必要がない
  • 販売員と顔を合わせてやり取りをする必要がない
などが考えられます。
特に、初めて補聴器を購入しようとする人は、補聴器についての情報や知識がないために、「初めてだからまずは安いものからでいいのでは」といった理由で通販の補聴器を購入したりする方が多いようです。加えて、補聴器についてネガティブなイメージを持っている人にとって、お店に行って販売員とやり取りする必要のない通信販売は、気軽に購入できるという点で選択しやすい販売方法といえるのかもしれません。

懸念される通販補聴器の弊害

このように、かなりの数の人が通信販売の補聴器を購入し使用しているようです。しかし、通信販売の補聴器と店頭で対面販売される補聴器との違いが正しく理解されないままに、多くの方が通販で補聴器を購入している現状については、さまざまな弊害も指摘されるようになっています。
通信販売の製品の多くは、使う人の聴力に合わせて細かくフィッティング、調整することができません。しかし、そのことをよく理解せずに購入した結果、自分が期待したほど良く聞こえなかった場合には、その製品の使用を止めてしまうケースが多いようです。なかなか満足のいく聞こえが手に入らなかった場合でも、安価な製品が多いために、「この値段だから良く聞こえなくても仕方ないか...」というように、そのままあきらめてしまうことも少なくないようです。一方、価格が安いために軽い気持ちで同じような製品を何度も繰り返し購入するものの、結局どれにも満足できず使わない補聴器だけはたくさん持っているという話もよく伺います。自分の聴力の衰えを自覚しせっかく補聴器を試しても、通販の製品に満足できなかったことで「補聴器は役に立たない」と思い込んでしまい、それ以上補聴器を使わなくなってしまうという事例もとても多いのですこうした状況で一番問題なのは、適切な対応を行えば改善できたかもしれない難聴がそのまま放置されてしまうということです。そして、難聴の問題を抱える人たちの間に補聴器についての間違った先入観が植えつけられてしまう懸念も見過ごせません。
補聴器は慌てて購入するのではなく、通信販売と店舗で対面販売される補聴器の違いを正しく理解し、自分にはどんな補聴器が必要なのかをじっくり検討するようにしましょう。通信販売に限らず、補聴器についての情報はあまり多くはありませんので、やはり、補聴器について不安な点や疑問があれば、お近くの補聴器店に相談することをおすすめします。また、まわりに補聴器を使用している人がいるようであれば、話を聞いてみるのもいいでしょう。

形や性能、価格...。補聴器にもさまざまな種類があります。
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